はじめに
こんにちは。現在40代後半、老後のことがますます不安になってきた今日この頃のうさえです。
老後は、できればゆとりのある生活を送りたいなと思っているので、以前からコツコツと積立投資をしてきました。
でも、今のペースの積立投資で足りる?結局いくら準備しておけばいいの?
と不安になることもしばしば。不安でお金を使うことに躊躇してしまう、なんてことも……。
なぜこんなに不安に感じるのか?それはやはり、「老後はどのくらいのお金を使うのか」「年金収入がどのくらいの額になるのか」がわからないからでしょうね。人間、知らないことは不安に思うものです。
そこで、以前FP3級の勉強をしたときに見つけた、FP協会の「便利ツールで家計をチェック」を参考に、まずは家計の現状把握からはじめてみました。
家計の現状を把握する
家計の現状把握、つまり収入と支出がそれぞれどのくらいなのかを理解する、ということですね。
ちなみに、私はZaimという家計簿アプリを使って、普段の支出を記録しています。
レシートを撮影するだけで自動的に品名や金額が読み取られて記録されるので、とても便利です。
分析機能を使うと、支出を各項目ごとに円グラフで表示させることができて、何にどのくらい使ったのかを視覚的に把握しやすいです。
収入や税金(所得税、住民税など)、健康保険料や厚生年金保険料も入力できるので、
「税金と社会保険料でこんなに引かれているのか…」と実感することもしばしば…。
1年分の収入と支出を把握したら、「(収入)ー(支出)」を計算します。これが1年間に貯蓄できる金額ということですね。Zaimなら自動的に計算されて表示されます。
過去数年間の「(収入)ー(支出)」はプラスだったので、とりあえず安心かな。
現在の資産と負債を把握する
次に、資産と負債の状況を確認します。
- 資産:預貯金や株式、投資信託、家やマンションを保有しているならその市場価格、など
- 負債:各種ローン、奨学金(貸与型)など
を書き出してみましょう。
その後、「(資産合計)ー(負債合計)」を計算します。この金額が「純資産」です。
本題からは外れますが、最近「奨学金返済に苦しむ人が多い」などと批判的な報道もある日本学生支援機構の奨学金、私も借りていました(当時はまだ「日本育英会」でした)。
その額、約190万円(修士課程)+約580万円(博士課程)で、合計はなんと約770万円。
修士課程で借りた分は第二種だったので、利息も含めると約235万円になり(上限利率の年3%が適用された場合)、
その場合は235万円+580万円で約815万円になります。
もちろん、将来返還することは理解した上で当時は借りていましたが、今改めて見てもすごい金額です……。
「運が良ければどこかで免除職に就くことができるかも」という甘い考えがあったことも否定はできませんが。
大学院修了後はアメリカでポスドクをするということで、数年間は返還猶予の手続きをしていましたが、それも年数に限度があり、数年後に返還が始まりました。その時に「利息分って結構な金額になるんだな」と気づき(気づくのが遅すぎ?)、修士課程で借りた分は一括返済したので、結局利息分はほとんど払うことなく返還終了させることができました。
博士課程で借りた分は第一種で利息はかからないので、今も毎月少しずつ返還し続けています。月に約24,000円です。幸い今のところは無理なく払うことができており、残りはあと280万円。もう半分以上返還したことになりますね。ここまで長かった……。
面倒だからあとは一括返還しようかな…、でも利息はかからないからこのままでいいかな…(その分を資産運用に回す方が資金効率が良いし)、と迷いつつ、今のところは毎月淡々と支払い続けています。
ということで、ちょっと話がそれてしまいましたが、私の現時点の「(資産合計)ー(負債合計)」はプラスでした。つまり純資産はプラス! ひとまず安心です。
まとめ
老後のお金について不安に思ったら、まずは
- 家計の現状把握
- 現在の資産と負債の把握
をしてみましょう。
ここまでできたら、次はライフプランについて考えていきます。
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