マーケティング本 読書記録

マーケティング
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はじめに

こんにちは。
現在の勤務先での主な業務はマーケティングではないのですが、ほんの少しだけマーケティングにも関与しています。
一応、放送大学でマーケティングの授業を受けたことはあるのですが、もっとマーケティングについて学びたいと前から思っていました。
そこで、今年はマーケティング関連の本をいろいろ読んでみることにしました。
読み終わったら、読書記録としてこの記事に追加していきます。
「マーケティングの本、どれを読んだらいいのかな」と思っている方の参考になればいいなと思っています。

読んだ本その1 ドリルを売るには穴を売れ

まず今年最初に読んだのはこちら。

「ドリルを売るには穴を売れ」(佐藤 義典 著、 青春出版社)です。
出版されたのは2006年12月頃で、もう10年以上前の本ですが、マーケティングの入門書として非常に人気のあるベストセラーです。
赤字続きのイタリアンレストランを再生させる、というストーリー形式で、マーケティングの4つの基本的な理論、

  • ベネフィット(顧客にとっての価値)
  • セグメンテーションとターゲティング(顧客を分けて絞る)
  • 差別化(競合よりも高い価値を提供する)
  • 4P (価値を実現するための製品・価格・販路・広告)

がわかりやすく説明されています。

製品を売る側にいると、どうしても「物を売ること」に気を取られてしまいがちなんですが、
顧客の側から見ると、「物ではなく価値」を買っているんですよね。
基本的なことで、そしてとても大事なこと。忘れないようにしなくては。

また、「製品が良ければ売れる」と思ってしまいがちですが(特に職人気質な開発者とか)、そうじゃないんですよね…。ある程度以上の品質であることは必要条件であって、十分条件ではない。

あと、Product(製品・サービス)、Promotion(広告・販促)、Place(流通・チャネル)、Price(価格)の4Pに一貫性があることと、ベネフィット、ターゲット顧客、差別化戦略、4Pに一貫性があることが大事
自分の会社を考えてみると…このあたりをもう少し改善しないとだめなんじゃないかな…と考えてしまいました。

これからマーケティングを勉強したいと思っている方は、この「ドリルを売るには穴を売れ」を一度読んでみると良いのではないでしょうか。

読んだ本その2 「顧客消滅」時代のマーケティング

次は、「顧客消滅」時代のマーケティング(小阪 裕司 著、PHP研究所)です。

こちらは2021年2月に出版された本です。コロナ禍で多くの企業、特にリアルな顧客を相手にするサービス業などが大きな影響を受けた一方で、売上げを伸ばしたサービス業・飲食業のお店や会社がありました。そういったお店、企業がどのようなことを実践していたのかを紹介しながら、これからの時代に、どのようにマーケティングを行っていくべきかを解説しています。

この本の副題に『ファンから始まる「売れるしくみ」の作り方』とあるように、要するに自分のお店、会社のファンを増やしましょう、ということです。

フロー(一見客)、ストック(常連客)のどちらももちろん大切ですが、ストックを増やすことができれば、フローが途切れてしまっても何とかなる。実際にコロナ禍でも売上げを伸ばせたお店や会社は、そういったストックの顧客に支えられていました。

うちの会社ももっとファンを増やさなくては…。そんなことを思いながらこの本を読みました。

読んだ本その3 「売れる会社のすごい仕組み 明日から使えるマーケティング戦略」

次は、「売れる会社のすごい仕組み 明日から使えるマーケティング戦略」(佐藤 義典 著、青春出版社)です。
「ドリルを売るには穴を売れ」の続編で、引き続きイタリアンレストランが舞台になっています。

戦略BASiCS、売上5原則、マインドフロー、プロダクトフローという4つのツールを用いて、売れる仕組みを作っていく過程がストーリー形式で解説されており、わかりやすいです。マーケティングの教科書にはいろいろなフレームワークが出てくるけど、結局どれをどのように使えばいいんだろうと思ったことがありますが、この本で紹介されている方法なら実践的だなと思いました。

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後もマーケティング関連の本を読んだら追加していきます。

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