ポスドクは研究以外に何ができる?

転職
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転職?しがないポスドクの自分に何ができるんだろう……

ポスドクA
ポスドクA

転職したいけど、ずっとポスドクだった自分に何ができるんだろう……。自信がないよ。

うさえ
うさえ

ちょっと、そんなにネガティブにならないで。今までの経験を活かせることってたくさんあるよ。

ポスドクA
ポスドクA

今までの経験といっても、文献読んで実験してデータまとめてミーティングでプレゼンしたり、後輩に実験を教えたり、後輩の実験のトラブルシューティングをしたり、その程度だよ……。

うさえ
うさえ

そういう経験、大事だよ。役に立つよ。

ポスドクA
ポスドクA

本当?

これまでの経験や、得た知識をリストにしてみよう

これまでの研究内容が、とある企業、例えば製薬会社が力を入れたいと思っている分野と関連性が高いような場合であれば、企業で研究職として活躍する機会があるかもしれません。

でも、そう都合よくいかないですよね、きっと。

だから、研究以外のことで何かできることはないか、考えてみましょう。

そのために、まずはこれまでの経験やどのような知識を身につけてきたか、箇条書きでいいのでリストにしてみるといいですよ。

例えば

  • 専門分野の英語文献を読むことができる
  • 他の人に物事を分かりやすく説明することができる
  • 他の人に実験を教えた経験がある
  • 免疫組織染色が得意
  • 英語論文の執筆経験がある
  • 英語で研究のディスカッションができる
  • ……

などです。考えてみると、いろいろあるのではないかと思います。

どのように活かすことができる?

上で挙げたような経験や知識がどのように役に立つのか、研究用製品(試薬・機器)業界で考えてみます。

例えば、ある実験が得意、知識もそこそこある、他の人に分かりやすく説明するのも得意であれば、テクニカルサポートとして働く際にそのような経験や知識を活かすことができるでしょう。

出張があっても大丈夫なら、フィールドアプリケーションスペシャリストのような立場で、お客様のラボに行って製品のデモをしたり、トラブルシューティングをする、という業務もできます。

他にも、技術営業として会社の売り上げに貢献したり、マーケティングとして学会の展示会に出展したり、キャンペーンを計画・実行するような業務も可能だと思いますよ。

あと、英語の読み書きができれば、外資系であれば海外の部署とのやりとりに活かすことができます。

また、ある程度のポジションに昇進するためには、英語で会話ができることが必要になってきます。

最後に

こんな感じで、これまでの経験、得た知識、得意なことをリストにし、それらが活かせそうな業務は何かを考えると、研究以外にもいろいろできることがありそう、という気がしてきませんか?

参考になれば幸いです。

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今はポスドクや大学教員として研究してるけど、研究を辞めて企業へ転職したいと考えている人へ、私の体験談などのまとめ記事です。

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